オンラインスポーツベッティングの流行と日本における将来性について考える【世界のカジノニュース】

バーモント州でオンラインスポーツベッティングが合法化されると報じられました。アメリカの州の約半分はオンラインスポーツベッティングを合法化していますが、バーモント州もそれの仲間入りをしたことになります。

バーモント州知事がオンラインスポーツ賭博法案に署名
Vermont Governor Signs Online Sports Betting Bill Into Law（World Casino Directory）

アメリカで急成長を遂げるオンラインスポーツベッティング

2018年に米国最高裁判所がスポーツベッティングの可否を各州に委ねることになってから、アイオワ州、ニュージャージー州、インディアナ州、ネバダ州など20州以上で合法化されています。

新型コロナウイルスの影響で、ランド型のカジノは閉鎖の憂き目に遭っていましたが、オンラインカジノの市場は急成長を遂げました。その中でも人気なのが、オンラインスポーツベッティング。参加できる州が増えたことに加え、新型コロナウイルスの流行によりオンラインベッティングできる環境が整ったことがその理由のようです。

スポーツベッティングによる経済効果

Business Journalによると、ニューヨーク州では1年間のスポーツベッティングによる税収は7億ドル（約980億円）以上、ライセンス料も加えると合計9億ドル（約1260億円）以上もの収入をもたらしたそうです。

2022年1月8日から2023年1月7日までの1年間、州内で認可されたブックメーカーにスポーツベッティングで落とされた金額は約166億ドルに上り、これらブックメーカーから州政府へは7億ドル以上の税金を含む収入、それに2億ドル以上のライセンス料が納められたことにより、合計9億ドルに上る収入がもたらされたという。（Business Journal）

ニューヨーク州のこの年の数字は他の州から見ても記録的な数値のようです。新たに合法化されたバーモント州では、その予想税収を初年度約200万ドル（約2.8億円）、最終的には1000万ドル（約14億円）を見込んでいます。

日本のスポーツベッティング市場規模と将来性

一方、サイバーエージェントによると、日本においてスポーツベッティングが解禁された場合の市場規模は約7兆円と推計されています。スポーツくじtotoの年間売り上げ規模が約1000億円であることを考慮すると、桁違いの規模であることがお分かりいただけると思います。世界一と言われる日本競馬の売り上げ（3兆2500億円）さえも凌ぐ7兆円という数字は驚くべきものです。

もし今後、スポーツベッティングが日本でも合法化される流れになれば、その経済効果は計り知れなく、スポーツ業界にとっても新たな財源として期待できるでしょう。

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（引用元）Vermont Governor Signs Online Sports Betting Bill Into Law（World Casino Directory）

（引用元）スポーツベッティングの合法化から１周年……ニューヨークのスポーツベッティング市場（Business Journal）

（引用元）サイバーエージェント、日本のスポーツベッティング市場規模を7兆円と推計（サイバーエージェント）

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