大阪IRに建設予定のカジノの収益目標は5,700億円を超える【世界のカジノニュース】

大阪IRに建設予定のMGM大阪カジノは、2030年の開業で40億ドル（5,700億円）の収益を目指していると報じられています。

MGM大阪カジノ、2030年の開業で40億ドルの収益を目指す
MGM Osaka Casino Looking to Make $4 Billion in Revenues Upon the 2030 Launch（World Casino Directory）

Asian Gaming Brief（AGB）によると、カジノ大手のMGMが大阪で運営する予定のカジノは、今後10年以内にラスベガスやマカオの施設を上回る業績を上げる可能性があると推定しているとのことです。

大阪IR（統合型リゾート）は2030年初頭までに40億ドル以上の収益を生み出す可能性があり、これはサンズ・シンガポールとベネチアン・マカオで生み出す収益レベル（30億ドルと40億ドル）を超える数字です。

大阪の観光客増加

大阪ではパンデミック以前に1,200万人を越えるインバウンド訪問者を記録しており、大阪IRの開業により、さらなる観光客の増加が期待できます。アナリストであるダン・ワシオレック氏はこう話しています。

「このリゾートが大阪の空港やビジネスの中心地に近いことがこの見方を後押ししており、新しい交通インフラによってさらに強化されるはずだ」（ダン・ワシオレック）

モーニングスターの調査チームによると、「人口密度が高く、所得の高い大阪やその他の日本の都市住民は、この施設で提供されるゲームや非ゲームアクティビティに意欲を持っている」と考え、国内からの観光客増加も期待できると伝えられています。

また、ワシオレク氏は、日本人のギャンブル志向に関する検証のために、パンデミック以前のパチンコ業界の収益レベルが約300億ドル（4兆2,000億円）であったことも指摘しています。

大阪市のみに許可されたライセンス

現在、ゲーミングライセンスは大阪市のみに認可されたと伝えられています。総会の報告によると、日本政府は2018年に国内でのゲーミングを許可する実施法案を可決し、その後大阪と横浜に都市型ゲーミングライセンスを与える計画を立てていたと伝えられていますが、現在では大阪のみに与えられると予想しているアナリストも多いとのこと。

ワシオレク氏は「時が経つにつれて、私たちの予想は大阪で都市免許が1つだけ授与されるという予想に変わり、現在ではその通りになっているようだ」とコメントしたと伝えられています。

また、大阪の大都市圏の人口は約1,900万人で、人口密度はシンガポールより約50％高く、米国をはるかに上回っており、平均世帯収入は年間5万ドル（700万円）近くであるため、ワシオレク氏は大阪IR（統合型リゾート）にかなりの期待を寄せている様子です。

シンガポールやマカオからのギャンブラー獲得の可能性

こういったことから、大阪IRは、シンガポールやマカオといった競争相手になる場所からギャンブラーを獲得できる可能性があります。ワシオレク氏は「日本に近い上海やその他中国本土の沿岸部や北部の都市から新たなプレイヤーを惹きつけると同時に、世界中からの観光客を受け入れる可能性がある」と述べました。

世界から注目される大阪IR（統合型リゾート）開発

一方で、大阪IR（統合型リゾート）の建設は国全体に影響を与える労働力不足に直面しています。これにより、2030年に開業するという予測がずれる可能性があると同時に、建設コストの増加の恐れもあります。このことからも、日本で他にカジノ許可を得られる都市はしばらくないであろうとの予想が強いです。

日本で大阪以外の都市でライセンスが得られることは期待できないため、大阪IRの開業後は国内での競争に直面することはありませんが、シンガポールやマカオとは競合する可能性が大いにあるとアナリストは伝えています。

大阪IR（統合型リゾート）の開発は、世界からも注目されている事業であることがよくわかりますね。

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（引用元）MGM Osaka Casino Looking to Make $4 Billion in Revenues Upon the 2030 Launch（World Casino Directory）

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