マカオで開催される「スヌーカー・マスターズ」、スポーツ市場の拡大に期待が寄せられる【世界のカジノニュース】

有名なカジノ運営会社であるウィン・マカオ株式会社は、「スヌーカー・マスターズ」を今年12月に開催すると発表しました。

ウィン・マカオ株式会社

同社は子会社とともに、マカオにおいて目的地カジノ及び娯楽リゾート施設の開発・所有・運営に従事しています。同社の事業子会社であるWynn Resorts (Macau) S.A. (WRM)はマカオにおいて目的地カジノリゾート「Wynn Macau（ウィン・マカオ）」を所有・運営しています。

スヌーカーとは

ビリヤード（キュースポーツ）の一形態です。使われるテーブルは他のビリヤード競技に比して大きく、玉は小さく、独自のルールを持ちます。主にイギリス連邦諸国において人気が高く、特にイギリスにおいては試合のテレビ中継が盛んに行われています。また近年はタイ・中国を中心にアジア諸国でも人気が高まっているスポーツです。

ビリヤードとの違い

ポケットビリヤードはボールの直径を1とするとポケットの大きさが2.1であるのに対し、スヌーカーのポケットはボールの直径を1とすると1.4しかありません。またポケットの角の部分が丸くなっており、テーブル上には目の付いた毛織布が張られておりその上を転がるボールは自然にカーブするため、ポケットするのは非常に難しい競技です。

スヌーカー・マスターズ

ウィン・パレス・リゾートで開催されるこのイベントは12月25日に始まり、 12月29日まで続きます。このトーナメントは招待制であり、世界最高のスヌーカープレーヤーが賞品の獲得を目指して参加します。 世界のベスト8人のプレーヤーが競い合い、優勝賞金は150,000ポンドまたは189,500米ドル（約2600万円）です。

このトーナメントは、マカオ政府が観光促進と都市経済の多角化を目的として、より多くのスポーツイベントを開催する取り組みのひとつを表しており、この地域でのギャンブル活動への完全な依存を避けるためのものでもあります。

先日こちらの記事にしたように、現在マカオでは復興の取組のひとつとして、スポーツや文化イベントに力を入れているのです。

マカオでスポーツ市場の成長を目指して

ウィン・マカオ株式会社の社長兼副会長のリンダ・チェン氏は、この大会について次のようにコメントしています。

「この大会の主な使命はマカオのスポーツ文化の発展を支援することである。このイベントは、マカオがスポーツ産業において影響力のある市場となり、国際スポーツシーンに地元の色を加えるのに役立つだろう。ギャンブル市場がスポーツ市場全体に及ぼす影響力を高めるというのが、ウィン・マカオ社の長期的な計画の一環でもある。」（World Casino Directory）

世界的にカジノリゾートとして有名なマカオ。売上でいうとカジノの聖地とも呼ばれるラスベガスを引き離して世界一です。

そんなイメージのマカオですが、今後はスポーツとの連携が盛んに行われていくかもしれませんね。マカオが「カジノとスポーツの街」と呼ばれる日も近いかもしれません。

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（引用元）World-class Tournament Macau Snooker Masters Takes Place at Wynn Resort in December（World Casino Directory）

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