マカオの埋め立て、大規模な空港拡張が来年始まる【世界のカジノニュース】

マカオ政府は今週、需要の増大に対応して国際空港の敷地を拡大できるよう、土地の埋め立て作業を開始する暫定スケジュールを発表しました。

マカオ国際空港は昨年、正式には旅客ターミナルビル南拡張設計・建設プロジェクトである南ターミナルを完成させました。この拡張により、空港の乗客数は年間1,000 万人に増加しました。

マカオはVIPギャンブラー優先の考え方から離れ、より家族向けのアトラクションや非ゲーミングビジネスに重点を置くことで経済の多角化を図ろうとしています。

マカオ国際空港は 2019年に記録的な960万人の乗客を記録しましたが、これは当時の施設の収容人数制限を超えていました。

米国連邦航空局によると、空港の収容力とは一般に、その数の乗客を適切に収容できる空港の能力を指します。航空専門家らは、空港が収容能力の制限を超えると、運営がより困難になり、潜在的に危険になると述べています。

中国が昨年末まで「新型コロナウイルス感染ゼロ」を維持していたため、マカオ空港の昨年の発着旅客数は60万人未満でした。

マカオの空港航空会社

マカオ国際空港最大の航空会社はマカオ航空で、国有企業中国国家航空控股が管理する航空会社です。マカオ政府はその名を冠した航空会社の株式をわずか5％保有しています。

マカオ航空は中国とアジアの24都市に就航しています。マカオ航空の目的地のうち18都市は中国本土です。この航空会社はさらに、日本、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナムにも就航しています。

マカオへの便を運航している他の航空会社には、中国国際航空、海南航空、チェジュ航空、上海航空などがあります。マカオには米国を拠点とする航空会社はありません。

空港にはより多くの土地が必要

マカオの唯一の滑走路は、珠江デルタ海のタイパ島に隣接する埋め立て地に建設されました。空港のターミナルと航空管制塔はタイパ島の地上にあります。

マカオ政府関係者らは、追加の埋め立て工事が2024年下半期に始まると述べました。

埋め立てられた土地は、航空機の駐機、降ろし、搭乗を行う追加のスペースとして機能する予定です。追加の土地は新しい格納庫を備えた航空機の整備にも使用されます。

現在のスケジュールでは、マカオ国際空港の拡張工事は2029年に完了する予定です。プロジェクトが完了すると、空港の収容能力は約 1,300 万人の乗客に増加します。

---

Macau Land Reclamation for Major Airport Expansion to Begin Next Year（Casino.org）

▶トップに戻る