スコットランド首相、グレイハウンドレース廃止の嘆願書を検討すると約束【世界のカジノニュース】

9つの動物保護団体の連合が、スコットランドでのグレイハウンドレースを終わらせるためのキャンペーンを開始したと、「World Casino Directory」が報じました。

Scotland’s First Minister Promises To Review A Petition To End Greyhound Racing（World Casino Directory）

グレイハウンドレース（ドッグレース）とは？

グレイハウンドレース（ドッグレース）は、20世紀初頭のアメリカで始まったギャンブルです。実は現在も世界各地で行われていますが、日本ではあまり知られていません。

レースを走る主な犬は、世界最速といわれるグレイハウンドであることが多いです。レースは1周約400ｍのトラックで行われます。一度に出走する犬は6匹から9匹で、観客はどの犬が勝つかを予想してチケットを購入します。

しかしながら、近年ではレースによる犬への影響（怪我などのリスクや残酷性、ドーピング）が問題視されており、アメリカの多くの州では禁止されています。

アメリカ以外の国でも、近年の動物愛護への関心の高まりの影響もあり、禁止の方向で動いている国が多いようです。

グレイハウンドレース（ドッグレース）の問題点

グレイハウンドレース（ドッグレース）の問題点は次のようなものがあります。

• 全速力でトラックを走ることで転倒による大怪我のリスク
• 怪我により足に障害を抱えるリスク
• 走れなくなった犬はレースに出られなくなり、殺処分されてしまうことも
• 早く走らせようとするため、犬に不正なドーピングを行うこと

グレイハウンドレース（ドッグレース）の様子

こちらがグレイハウンドレースの様子です。

クレジット：NHKアーカイブス

番組名　探検ロマン世界遺産

副題　西洋の面影東洋の窓　中国・マカオ

放送　2005年

スコットランドでもグレイハウンドレースを終わらせるキャンペーンが開始

「World Casino News」によると、スコットランドでも、グレイハウンドレースを終わらせるためのキャンペーンを開始したとのことです。

最近、9つの動物保護団体の連合が、スコットランドでのグレイハウンドレースを終わらせるためのキャンペーンを開始した。さらに、このキャンペーンを支援する団体の一つであるスコットランド・アゲインスト・グレイハウンド搾取（Sage）は、スコットランドにおけるグレイハウンド・レースを段階的に廃止するよう嘆願書を提出した。（World Casino News）

首相は請願を検討することを約束

嘆願書の提出を受け、スコットランドの首相は次のようにコメントしたとのこと。

動物福祉が政府の課題の中心であるべきであることに同意し、どのような措置を講じることができるかを検討するつもりです。もちろん、マーク・ラスケル氏の要望にさらに効果を与えるにはどうすればよいかを喜んで検討します。動物福祉に関しては、私たちは良い実績を持っていますが、私たちにはまだ努力の余地があることに同意します。マーク・ラスケルのリクエストの詳細を検討し、今後の計画について、やがて彼に手紙を書くつもりです。

世論調査でも、スコットランド人の大多数が、犬の死傷、切断、ドーピングなどを伴うこの残酷な産業をスコットランド政府が終わらせることを望んでいることも明らかになりました。

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（引用元）Scotland’s First Minister Promises To Review A Petition To End Greyhound Racing（World Casino Directory）
（引用元）探検ロマン世界遺産（NHKアーカイブス）

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