スポーツ賭博と日本におけるギャンブルの未来を考える【世界のカジノニュース】

Casino.orgは「チャーリー・ベイカー氏がスポーツ賭博は「大きなチャンス」だと語っている」と報じました。元マサチューセッツ州知事であるチャーリー・ベイカー氏は、3月1日付でNCAA（全米大学体育協会）の会長に就任しています。

NCAA President Charlie Baker Says Sports Betting a ‘Major Opportunity’（Casino.org）

スポーツ賭博とは

スポーツ賭博とは「ブックメーカー」と呼ばれ、世界的にもメジャーなギャンブルです。サッカーや競馬、ラグビー、野球、バスケットボール、ゴルフ、オリンピック種目など、さまざまな競技に賭けることができます。

日本では、競馬・競輪・競艇などの公営ギャンブルの他、サッカーのTOTOくじなど以外は法律で規制されています。海外では、日本よりも多くのスポーツがギャンブルの対象となっています。

チャーリー・ベイカー氏

アメリカ合衆国 ニューヨーク州エルマイラ生まれ。政党は共和党。ケロッグ経営大学院、 ハーバード大学、 ノースウェスタン大学卒。2015年1月8日から2023年1月5日まで、マサチューセッツ州知事を務めた。

NCAA（全米大学体育協会）とは

NCAAはNational Collegiate Athletic Associationの略。アメリカ大学スポーツ協会のこと。協会自体は主に、大学のスポーツクラブ間の連絡調整、管理など、さまざまな運営支援などを行う非営利団体。アメリカの約2,300校の大学のうち、約1,200校がNCAAに加盟している。

スポーツ賭博を長年支持してきたベイカー氏

2018年5月に、米国最高裁判所がスポーツ賭博の権利を各州に返還しました。その後ベイカー氏は、マサチューセッツ州知事時代の2022年8月、州のスポーツ賭博法に署名しています。

アメリカのほとんどの州では、賭博可能年齢を21歳以上に定めていますが、ニューハンプシャー州、ニューメキシコ州、ロードアイランド州、ワシントン州では、18歳から21歳でも賭博を許可しています。

ベイカー氏のコメントは、アリゾナ大学で行われた「大学スポーツの未来」と題した会議で発表されました。

「私たちにはスポーツ賭博の分野に参入する大きなチャンスがある」とベイカー氏は語った。「携帯電話を持っていれば誰でもどこからでも賭けることができ、 18 歳から 22 歳までの全人口の3分の2からほぼ4分の3がスポーツに賭けています。」（Casino.org）

スポーツ賭博による収益

昨年、米国では約938億ドルがスポーツに合法的に賭けられました。このようなギャンブルが許可されている州では、そのうち15億ドル以上を税収として恩恵を受けることになります。

ベイカー氏は、税収の面だけでなく、メディア権交渉でもメリットがあると述べています。

ベイカー氏は、スポーツ賭博の継続的な拡大と、そのような賭博がスポーツやチャンピオンシップにもたらすファンの関与の高まりにより、NCAAが将来のメディア権交渉で優位に立つと信じている。同氏は、スポーツ賭博が大学生アスリートに害を及ぼさないように、NCAAは州規制当局、選手、学校と協力し続けなければならないと付け加えた。   （Casino.org）

日本のギャンブルの未来

日本ではあまり想像ができませんが、海外ではギャンブルが学生スポーツの収益源の一つとして候補に上がるほど、重要視されているんですね。もしかしたら日本でも、将来的に学生スポーツに対してギャンブルが当たり前に行われる・・・なんて未来がくるかもしれません。

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（引用元）NCAA President Charlie Baker Says Sports Betting a ‘Major Opportunity’（Casino.org）

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