米国でグレイハウンドレースの歴史が終わりつつある【世界のカジノニュース】

先日こちらの記事でグレイハウンドレースについてご紹介しましたが、ウェストバージニア州でもグレイハウンドレースが禁止されるとのニュースが入ってきました。

Greyhound Protection Act Would End Dog Racing in West Virginia（Casino.org）

米国でグレイハウンドレースが残っているのは残り2箇所

かつては米国で大変な人気を誇ったグレイハウンドレースですが、現在はウェストバージニア州に2箇所残っているのみとなっています。そんなウェストバージニア州で、グレイハウンドレースを段階的に廃止する連邦法案が出されています。この法案が可決されれば、この2つのレース場も段階的になくなっていくでしょう。

トニー・カルデナス下院議員（民主党、カリフォルニア州）は声明で次のように述べています。

グレイハウンドレースは残酷で死につつある産業であり、我が国に居場所を与えるに値しない」とカルデナス氏は声明で述べた。「これらの犬は、重傷や死の危険を伴う過酷な訓練やレースを強いられることがよくあります。レースやトレーニングをしていないとき、これらの動物は薬物投与、感電死、1日最大23時間の監禁など、恐ろしい非人道的な扱いを受けることがよくあります。」（Casino.org）

トニー・カルデナス

アメリカ合衆国、カリフォルニア州出身の議員。2013年より下院議員を務める。

レース場オーナーの見解と今後の展開

残り2箇所のレース場は、マルディグラカジノ&リゾート（the Mardi Gras Casino & Resort）の中と、ホイーリングアイランドホテルカジノレース場（the Wheeling Island Hotel Casino Racetrack）の中にあります。両事業のオーナーであるデラウェア・ノース社は、「レースを中止する計画はないが、連邦政府から中止を求められれば同社はレースを中止することに反対はしないだろう」と語っています。

どうやら、レース場の中では他のカジノゲーム（テーブルカジノや宝くじ端末）のギャンブルも許可されており、そちらで収益を得ることが可能になっているようなのです。したがって、グレイハウンドレースの廃止法案が可決されれば、これらのレース場は普通のカジノとして運営されていくことが予想できます。

デラウェア・ノース

ニューヨークのバッファローに本社を置くグローバルなフードサービスおよびホスピタリティ企業。宿泊、スポーツ、空港、ギャンブル、および娯楽産業でも事業を行っている。世界中で55,000人以上を雇用しており、年間収益は32億ドルを超える。

デラウェア・ノース社について調べてみると、ギャンブル以外にも事業展開を行っていることがわかります。

過酷な環境に置かれるグレイハウンドが少しでも減ったらいいですね。

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（引用元）Greyhound Protection Act Would End Dog Racing in West Virginia（Casino.org）

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