大阪IRがギャンブルの聖地マカオの強力なライバルになる可能性がある【世界のカジノニュース】

ギャンブルの聖地として知られるマカオですが、大阪IR計画の登場により、その座を脅かされつつあるようです。

New IR in Osaka Might Negatively Impact the Macau Gambling Market（World Casino Directory）

世界最大のカジノを有するマカオ

世界三大カジノの一つでもあるマカオは、世界最大のカジノを有する「ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート」でも有名です。このホテルは、イタリアのベネチアをモデルに設計され、2007年の7月に完成しました。カジノ以外にもショッピング施設やコンサート会場も併設されています。

大阪IR計画

大阪・夢洲地区に「統合型リゾート」を建設する計画のことです。国際会議状や展示場、ホテル、レストラン、ショッピングモール、エンターテイメント施設、カジノなどが含まれる予定で、2029年頃オープンの予定となっています。

大阪の優位性

World Casino Directoryの記事によると、大阪市場はマカオ市場にとって強力な競争相手になるだろうとのこと。立地のよさや交通の便、日本人の所得の高さも期待される理由と考えられます。

マカオのカジノ収入は約280億ドル（3兆9000億円）です。それに対し、大阪IRの年間収入予想は1兆1,400億円（大阪府）と発表されていますが、今後複数の箇所にカジノリゾートが建設される可能性も考慮すれば、マカオと同規模の収入になるとの予想もあります。

マカオゲーミングプロモーター協会会長のU Io Hung氏は、大阪市場はすでに観光業が発展しているマカオ市場にとって強力な競争相手になるだろうと考えている。すでに中国本土から多くの観光客が大阪を訪れており、大阪のゲーム産業の発展に伴い、その数はさらに増えるだろう。大阪の空港も考慮に入れる必要があります。大阪の空港はマカオの空港よりも多くの路線を保有しています。また、マカオへの訪問は短期間であることが多いのに対し、大阪ではより長く滞在する人もいます。（World Casino Directory）

マカオのカジノ市場はパンデミックの影響を受けており、依然として本土中国を中心とした外国人観光客に依存しています。また、日本の税率はマカオより30%も低く、その点も大阪が優位な点と言えます。大阪IRのオープンは2029年の予定ですが、世界三大カジノに大阪の名前が挙げられる日も近いかもしれません。

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（引用元）New IR in Osaka Might Negatively Impact the Macau Gambling Market（World Casino Directory）

（参考）カジノに賭ける日本（ブルームバーグ）

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