マカオにノンゲーミング（非カジノ）リゾート複合施設がオープン予定【世界のカジノニュース】

マカオにあるトレジャー・アイランド・リゾート・ワールド（リゾート複合施設）がギャラリー・ラファイエットを含めたショッピングモールと共にオープンするとCasino.orgが伝えました。今年の夏にソフトオープン、完全なオープンは今年10月を予定しているとのことです。

Treasure Island Macau Opening with Shopping Mall, Galeries Lafayette（Casino.org）

トレジャー・アイランド・リゾート・ワールド

トレジャー・アイランド・リゾート・ワールドはマカオ半島南部で開発が進んでいるリゾート複合施設です。

新型コロナウイルスの影響による当初からの計画変更

トレジャー・アイランド・リゾート・ワールドは、マレーシアに本拠を置くゲンティン香港（ゲンティン・グループの子会社）によって構想されました。当初はゲンティンによってカジノのないリゾート複合施設としてオープン予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、昨年11月にゲンティン香港は破産。トレジャーアイランドは、新所有者であるヨーホー・グループにより運営される予定となっています。

大規模ショッピングモールとホテル

トレジャー・アイランド・リゾート・ワールドには、600室を超える客室と40万平方フィートを超えるホテルと大規模なショッピングモールが備わる予定です。ヨーホー・グループはUFCジム（総合格闘技のトレーニングをベースにしたフィットネスジム）に加え、高級デパート「ギャラリー・ラファイエット」を併設することを発表しました。

ギャラリー・ラファイエットは、ベルリン、ドバイ、北京、ドーハ、ルクセンブルクに店舗を構えています。マカオの拡大に伴い、ギャラリー・ラファイエットは大規模な拡大段階にあり、イタリアのミラノ、ムンバイ、デリー、中国の深センにも店舗を追加する予定だ。（Casino.org）

宿泊客の獲得競争の激化が予想される

マカオ政府観光局によると、昨年のマカオのホテル客室の占有率はわずか39%だったとのこと。2021年からは12.5%減少しています。この原因は中国の習近平国家主席による「ゼロコロナ」政策の影響によるものですが、国民の反発を受け、この政策は終了しました。

その後、マカオにも観光客が戻ってきましたが、2023年1-4月のホテル稼働率は約80%にとどまり、2019年に比べると10%程度低い数字となっています。この半島には4万2000室を超えるホテルの客室があるため、トレジャー・アイランド・リゾート・ワールドのホテルが新しくできたことにより、宿泊客の獲得競争はさらに激化すると予想されます。

日本風温泉露天風呂やキッズ施設も

また、マカオ新聞によると、このホテルにはマカオ初となる日本風露天風呂に加え、レジャープールも併設される予定とのこと。ショッピングセンターは5フロアからなり、各種ショップやレストラン・バー、シネコン、スーパー、キッズ施設など幅広いラインナップになる予定。周辺に多くのカジノ施設が存在することから、ノンゲーミングに特化した施設を目指しています。

JLL（総合不動産サービス企業）では、ショッピング、レジャー、エンターテインメントが一堂するマカオ半島の新名所を目指しており、特に若い世代、カップル、ファミリーへアピールできるものになるだろうとした。ゲストのインバウンド旅客と地元市民の比率については、地元客が6〜7割程度の見込みとのこと。また、周辺に多くのカジノ施設が存在することから、本物件についてはノンゲーミング（非カジノ）要素に特化することで特色を出していく考えという。（マカオ新聞）

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（引用元）Treasure Island Macau Opening with Shopping Mall, Galeries Lafayette（Casino.org）

（引用元）マカオ新複合施設「トレジャーアイランドリゾートワールドSC」概要発表…日本風温泉露天風呂併設ホテル、仏老舗百貨店、シネコンなど入居（マカオ新聞）

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